ヤマとカワ流!ブレンドコーヒーの作り方







ヤマとカワにはいくつかブレンドコーヒーが存在します。

季節ごとに作っているシーズンブレンドに、通販専用のECブレンド、
卸店からの依頼で作るオリジナルブレンドなど。


世界で60カ国もの国で栽培しているコーヒー豆を、色んな割合で配合すれば、
その数は無限にブレンドを作ることが出来ます。


ブレンドコーヒーってどんな基準で、どんなルールで、
どうやって作ってるの?と聞かれることがあります。


ヤマとカワではいったいどのようにしてブレンドを作っているのか、
見ていきましょう。







〇そもそもブレンドコーヒーって





「BLEND」とは日本語で言うと「混ぜる」という意味です。

別々の産地(国)で採れた複数のコーヒー豆を混ぜ合わせて作るコーヒーで、

それぞれのコーヒー豆の持ち味を活かして新しい味のコーヒーを作ることができます。


ブレンドコーヒーに対してストレートコーヒー(最近はシングルオリジンとも言う)とは、1つの産地や農園名で採れたコーヒー豆をのことです。

ブレンドと違って、採れたその土地の特徴がシンプルに分かりやすいという利点があります。







〇アフターミックスとプレミックス





ブレンドコーヒーは複数種類のコーヒー豆を混ぜ合わせるのですが、
その混ぜるタイミングには2通りあり、アフターミックスとプレミックスと呼ばれています。


アフターミックスとは、コーヒー豆を焙煎した後に混ぜ合わせる方法。

プレミックスとは、焙煎する前の生豆の状態で混ぜ合わせ、その後に焙煎するという方法です。



ヤマとカワで作っているブレンドは100%アフターミックスで作っています。

その理由としては、複数種類使うそれぞれの豆の持っている水分量や硬さが違うため、プレミックスしてしまうと焙煎にムラが出てしまうからです。

また、アフターミックスだと異なる焙煎度合いの豆を混ぜ合わせることができるので、深みや複雑な味わいを表現することができます。







〇まずはイメージつくり



ブレンドを作る時に最も大切なことは、完成のイメージやコンセプトを作ることです。

例えば、オートミールクッキーに合うコーヒーとか、山の頂上で飲みたいコーヒー、など。

明確なコンセプトを描かずにとりあえず色々な豆を混ぜてみても、なかなかゴールには辿り着きません。

コンセプトが具体的であるほど、ブレンド作りはスムーズに進みます。


次に、そのコンセプトから連想する味を「苦味」「酸味」「甘み」「香り」の4つに分類し、それぞれ強弱を点数化し、抽象的なイメージを具体的な点数に置き換えます。

その後、それぞれの点数を実現できそうな銘柄の豆を選び、その配合比を変えてサンプルを何種類か作り、試飲をします。

ここで理想の味に近づいていればそのままサンプル作り→試飲の工程を納得いくまで繰り返します。

理想の味とズレている場合は、再度味の点数を見直し、また味の細分化(甘味ってチョコレートの甘み?フルーツの甘み?など)を行い、サンプル作りに役立てます。







〇ブレンドつくりのルール





混ぜ合わせる豆の数は4種類まで


ブレンドに使用する豆の種類は4種類以下に抑えています。

混ぜる数が多ければ多いほど味や風味が複雑になるのですが、それに比例して再現性が低下してしまいます(これに関しては次項で説明)。

また数が増えると混ぜ合わせる手間も増えるため、ちょうど良いバランスが4種類以下だと考えます。




配合比は最低でも10%以上


ブレンドの難しいところは、複雑な味になればなるほど再現性が低くなってしまうところです。

例えば、少し苦味を足したい、少し香りを強くしたい、と特徴をどんどん足していったとします。
配合は、苦い豆が50%、コクのある豆が40%、もっと苦い豆が5%、香りの強い豆が5%として、理想の味が表現できたとします。

このブレンドコーヒー100グラムをお客さんに販売したとして、自宅でコーヒーメジャーで1杯分(10グラム)をすくった時、そのコーヒーメジャーの中にある10グラムの豆は上記に記した通りの配合比になっていない可能性があるわけです。


隠し味程度の割合で混ぜ合わせたとしても、再現ができない可能性があるため、
配合比は最低でも1種類10%以上の割合で混ぜるようにしています。






このように、理想の味をイメージする力と、適切な豆を適切な配合比で混ぜ合わせる力、そしてコーヒー豆の個性を引き出す焙煎の技術、
と、1つのブレンドコーヒーを作るのにはとても時間と手間がかかります。


しかし、うまくブレンドできればストレートには無い味を表現することが可能です。


現在販売しているオススメのブレンドはシーズンブレンドです。

まだ飲んだことが無い方は、ぜひともお試しください!





シーズンブレンドに合うの抽出法




スッキリした後味が特徴のシーズンブレンドautumnは、
HARIO V60ドリッパーを使って、さっと手早く抽出するのがオススメです。

そうすることで、余分な苦味を出すことなく、香りと酸味を最大限に活かした抽出ができます。


コーヒーの淹れ方に迷った方はこちら





シーズンブレンドに合うお菓子




てんさい糖のほのかな甘みと、滋味深い味わいのクッキーは、シーズンブレンドautumnによく合います。


酸味があってスッキリしたコーヒーには、シンプルなお菓子と相性がいいです。





オススメのシーン




スッキリした後口のシーズンブレンドは、午後のひと時に飲むのがオススメです。

午前中のバタバタが片付いて、ほっと一息。

お気に入りの本と一緒にお楽しみください。